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【単刀直言】輿石東・元参院副議長 深夜の野党抵抗「不評買うだけ」

 私財をなげうって世の中に尽くした結果、残ったのは井戸と塀だけ。昔はそんな井戸塀政治家がいたが、今は「いい職業だ」と勘違いして政治家を目指す者がいるんじゃないか。

 以前の衆院中選挙区制は、1つの選挙区で複数人が当選するから、1つの党から2人でも3人でも立候補できた。同じ党の中で切磋琢磨(せっさたくま)し、競い合うから質の高い政治家の養成ができる面もあったし、有権者の選択肢も多かった。

 かたや当選者が1人の小選挙区制は、個人の実力や資質がなくても、党や党首に人気があったり、風が吹いたりすれば、ふわーっと当選できる。

 もともと小選挙区制は、健全な二大政党が互いに競い合えば、政治にバランスと緊張感が生まれるという期待から始まった。だけど、今は中選挙区制のときよりも、バランスと緊張感がないありさまだ。やっぱり小選挙区制は日本の文化や風土には合ってないんじゃないか。国民は何となくいらだちや閉塞(へいそく)感があって、今の政治に決して満足していない。その原因は選挙制度にもあると思う。

 小選挙区制もほぼ平成とともにあったけど、新たな時代を迎えようとしている今だからこそ、中選挙区の復活も視野に入れ、制度を見直してみてはどうか。

 平成の最初の頃に衆院の中選挙区と小選挙区で選挙を戦い、衆参ねじれ国会や歴史的な政権交代も経験したシーラカンス(=生きた化石)みたいな僕が言うのだから、あながちおかしな提案じゃないと思うんだけどな。(原川貴郎)

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