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小池都知事、築地再開発発言の整合性は

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都議会定例会の本会議で所信表明する小池百合子知事=4日午後
都議会定例会の本会議で所信表明する小池百合子知事=4日午後

 東京都議会で、自民党や共産党などの野党による批判の的となっている築地市場跡地再開発をめぐる小池百合子知事の発言。平成29年6月に公表した「築地は守る、豊洲を生かす」とする基本方針に変節はあったのか。野党が求めた小池氏の委員会招致をきっかけに議事が空転するなど、これまでの発言が都議会の混乱を招いている。

 小池氏は基本方針発表時、築地を「食のテーマパーク機能を有する新たな市場」にし、築地に戻りたい市場業者を支援するとした。さらに、移転後の跡地を市場会計から一般会計に買い上げさせる所管換えには「税金をどーんと投入することがあってはならない」と否定的だった。

 基本方針は市場移転賛成・反対派両にらみの内容で、幅広い層から支持を集めて都議選を優位に進める狙いがあったとされる。実際、同7月には基本方針同様の公約を掲げた知事与党の都民ファーストの会が都議選で大勝した。

 しかし、衆院選での希望の党大敗で失速した小池氏は同11月に早くも「食のテーマパークは1つの考え方」と後退。さらに今年1月に発表した築地市場跡地再開発素案では、「食のテーマパーク」や「新たな市場」といった文言は盛り込まず、国際会議場・展示場(MICE)などを整備するとした。否定的だった市場会計から一般会計への所管換えも盛り込まれた。

 さらに、2月22日の会見では築地に市場機能を作るかについて明言しなかったが、同26日の都議会本会議では、築地に「卸売市場を再整備しない」と修正した。ある都幹部は「方針転換は明確だが、知事は認めたくない。すべてに整合性を持たせようとして発言がぶれている」とみている。

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