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都議会空転、あわや流会 与党・都民ファと公明が議運欠席

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定刻を過ぎても開会されず誰もいない東京都議会の本会議場=20日午後、都庁(納冨康撮影)
定刻を過ぎても開会されず誰もいない東京都議会の本会議場=20日午後、都庁(納冨康撮影)

 平成31年度当初予算案などを審議する都議会定例会の本会議が初日の20日、知事与党の都民ファーストの会と公明党が議事進行を巡る意見の相違で議会運営委員会理事会に出席せず、開会が遅れて定例会があわや流会の騒ぎとなった。午後5時前にいったん開会したものの、間もなく休憩に入り、小池百合子知事の施政方針など初日の議事が滞る異例の事態となっている。

 本会議は午後1時開会の予定が大幅にずれ込んだ。都議会会議規則では本会議の開会が「午後1~5時まで」とされており、初日が時間内に始まらなければ、今定例会が開かれない「流会」になるところだった。当初は与野党対立が混乱の要因だったが、「都民」と公明の知事与党でも亀裂が生じつつある。

 今定例会では一般会計7兆4610億円の当初予算案のほか、成立すれば都道府県で初めて保護者の体罰を禁じることになる児童虐待防止条例案などを審議する予定。3月28日までの日程だが、議事進行に関して「各会派の合意点は見いだせていない」(『都民』都議)のが現状で、年度内に予算審議を完了できる見通しは立っていない。

 開会にあたっては、旧築地市場の跡地(中央区)に関する予算案や再開発方針の審議に関し、財政など関連の常任委員会に小池氏の出席を求める自民党などと、不要とする「都民」、公明が対立。連日深夜までの調整が続いたが、着地点を見いだせず、予定通りの開会が危ぶまれた。

 議会初日に至って情勢はさらに変化。これまでは与野党の対立が調整遅れの要因だったが、ここに来て「都民」と公明の知事与党内でも議事進行に関する意見の相違が生じたという。両会派は議事進行を調整する議運理事会を欠席。都議会関係者によると、議運理事会を知事与党がボイコットするのは異例だ。

 開会前からの迷走を踏まえ、ある都議は「最大会派の『都民』の調整力不足に、公明が不信感を抱いている」と指摘。知事与党同士の関係次第で小池氏の政策推進にも影響が出る可能性があるほか、都議会全体の構成にも変化がありそうだ。

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