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【政治デスクノート】「衆参W選」の影に翻弄される永田町 過去2回は与党もだまし討ち

 「まさか…どこかで軌道修正されるだろうと思っているうちに解散まで至った。与党側がこれほど驚いたのだから、野党にとっては寝耳に水だっただろう」

 昭和61年のダブル選でも、当時の中曽根康弘首相は与党の議員にも胸のうちを一切明かさないまま、突然大勝負に出た。当時は衆院選「一票の格差」をめぐって最高裁が違憲判決を出した直後で、中曽根政権は、格差是正のための改正公職選挙法の周知期間などの都合上、ダブル選は難しいとの雰囲気を作り出していたという。

 船田氏は「私はこのときも解散しないと思った。野党はかなり混乱したまま選挙に突入せざるをえなかった。結果、与党は大勝し、だまし討ちの効果は大きかった」と振り返る。

 ただし、船田氏は今回、安倍首相がダブル選に挑んだとしても、同じような効果が出るかは疑問だと語る。過去2回は、同じ選挙区で自民党の議員同士が争う衆院中選挙区制下で、衆院議員の個人後援会も強かった。この個人後援会がフル稼働することで参院選にも相乗効果が働き、自民党はさらに有利な環境を作ることができたという。

 現行制度の衆院小選挙区制では、選挙区あたりの当選者は1人。政党のカラーが前面に出ることもあり、強固な個人後援会を持たない議員も多い。船田氏は「小選挙区制では、世論の風で勝敗が一気に変わる可能性があり、中選挙区制時代よりダブルのリスクは大きいはず」と説明する。

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