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【自民党大会】改憲案提示より改憲機運醸成を優先

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【自民党大会】演説する安倍晋三首相=10日午前、東京都港区(鴨川一也撮影)
【自民党大会】演説する安倍晋三首相=10日午前、東京都港区(鴨川一也撮影)

 安倍晋三首相は10日の自民党大会で改めて憲法改正を訴えた。9条に自衛隊を明記する従来の主張を述べ、議論の進め方への言及は避けた。国会では立憲民主党など主要野党が議論を拒み続けている。党の改憲案提示を急ぐより、野党の刺激を避け、国民の改憲機運の醸成を優先すべきだとの判断が背景にある。

 首相は党大会で「立党以来の悲願に取り組むときが来た。皆さんと決意を誓い合いたい」と昨年同様に呼びかけた。

 憲法改正に関して、昨年の臨時国会では衆参両院の憲法審査会ともに実質的な議論が行われなかった。自民党は、憲法審で党改憲案提示が争点になり、野党側に開催を拒む口実を与えたと分析している。

 このため、今国会では改憲案提示を強調せず、野党側が求める国民投票運動のテレビCM規制の議論を先行させる構えだ。党大会で採択された運動方針も「国民世論を呼び覚まし、憲法改正に向けて道筋をつける覚悟だ」と記すにとどめ、「改正案を示す」とうたった昨年より表現を抑えた。

 世論による国会議論の後押しにも活路を見いだす。1月から憲法番組のインターネット配信や、下村博文憲法改正推進本部長の全国講演行脚を本格化させた。

 党大会前日に47都道府県連の憲法改正の責任者を集めた会合を初めて開催、下村氏は統一地方選や参院選での改憲の争点化を要請した。「決意を誓い合いたい」との首相の訴えは、自民党の候補者らに改憲を国民に語りかけるよう求めたといえる。(田中一世)

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