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白票水増しの滋賀・甲賀市、投票所削減を検討

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5日に甲賀市役所で開かれた市選挙管理委員会の会合=滋賀県甲賀市
5日に甲賀市役所で開かれた市選挙管理委員会の会合=滋賀県甲賀市

 平成29年の衆院選滋賀4区の開票作業で滋賀県甲賀市の当時の幹部らが白票を水増しした問題で、同市選挙管理委員会は5日、第三者委員会から提出された最終報告書を踏まえ、新たな再発防止策として投票所の削減を検討することなどを決めた。自治会長らでつくる協議会を立ち上げて議論を進める。

 市選管は5日に市役所で開いた会合で、3日に提出された第三者委の最終報告書が「投票箱の多さが投票箱の紛失を引き起こした」と指摘したことを受け、16年の合併当時の投票区をほぼそのまま引き継いで現在100カ所ある投票所の削減などを検討することを決定した。

 市選管の平尾照子委員長は会合後、「大変だが、責任をもって適正に執行していきたい」と強調した。

 市は不正発覚後の29年3月、外部の専門家らでつくる第三者委を立ち上げ、不正の原因究明や再発防止策の検討などを行ってきた。

 最終報告書は、開票数が投票総数よりも少ないことに気がついた当時の総務部次長が総務部長と協議した結果、県選管からのプレッシャーもあり、「早く開票を終わらせなければならない。すでに当確済みで数百票で結果は変わらない」と考え、未使用の投票用紙を白票として集計してつじつまを合わせる不正を働いたと指摘。「その場を乗り切らなければならないという重圧に支配された結果、コンプライアンス意識が欠如することとなった」とした。

 また、その後に未集計票の入った投票箱を発見した職員らに対し、総務部次長が黙っておくようにと口止めしていたことも明らかにしている。

 第三者委は昨年5月、不正の原因として、トラブルの想定ができておらず対応も決まっていなかったことや、白票や未使用の投票用紙の管理、保管態勢に不備があったことなどを掲げた中間報告を選管委員長に提出。報告を踏まえ、市選管は昨年6月の知事選で、未使用の投票用紙などを管理する係の新設▽係ごとに色分けされたベストの着用▽開票作業のビデオ撮影-などの再発防止策を講じた。

 今回の最終報告書では再発防止策として、全職員を対象にした研修の徹底や、ミスを報告できる組織風土の醸成などを挙げている。

 県警は昨年3月に当時の総務部長ら4人を公職選挙法違反(投票増減)容疑で書類送検した。市は大津地検の刑事処分を待って4人の処分を検討するという。

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