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衆院代表質問 枝野氏vs玉木氏 にじむ高揚と焦燥

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衆院本会議に臨む国民民主党・玉木雄一郎代表(左奥)、自由党・小沢一郎共同代表。手前は立憲民主党・枝野幸男代表=30日午後、国会(春名中撮影)
衆院本会議に臨む国民民主党・玉木雄一郎代表(左奥)、自由党・小沢一郎共同代表。手前は立憲民主党・枝野幸男代表=30日午後、国会(春名中撮影)

 30日の衆院本会議の代表質問では、野党から立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎両代表が登壇した。野党内の主導権争いを繰り広げる両氏の言葉の端々には、その立ち位置の違いが微妙ににじんだ。

 両氏はそろって「毎月勤労統計」の不適切調査問題や消費税増税に伴う軽減税率導入、北方領土交渉などに矛先を向け、安倍晋三首相の見解をただした。今通常国会初の首相との対決で、二大野党党首の足並みはひとまずそろった形だ。

 ただ、質問の「締めの言葉」には、両氏の立場の違いが如実にあらわれた。

 玉木氏は「誠実な答弁」を首相に求めた後、唐突にこんな訴えを繰り広げた。

 「野党各党・各会派の同僚議員にも、さまざまな思いを乗り越えて大同団結することを呼びかけたい」

 異例ともいえる本会議での「野党結集」のアピールは、小沢一郎代表率いる自由党との合併交渉の先に、他の党派との合流を見据えていることの意思表示といえる。政党同士の合従連衡を拒む枝野氏に業を煮やした玉木氏は、自由党との合併を「立憲民主党の外堀を埋めるための第一歩」(周辺)と位置づけている。

 対する枝野氏は、平成29年10月の結党時を振り返り「原点を忘れずチャレンジを進めている」と述べた後、結党直後の衆院選で繰り返し口にしたフレーズで代表質問を締めくくった。

 「私にはあなたの力が必要です!」

 国民民主、自由両党の会派統一を受け、立憲民主党は参院での野党第一会派の座を守るために社民党議員2人を会派に受け入れ、結党以来否定してきた「永田町の数合わせ」に走った。熱狂的な民意に押し上げられた衆院選での訴えをあえて持ち出したのは、結党の「原点」が揺らぎつつあることへの焦りの裏返しに映った。(松本学)

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