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新旅券、査証ページ追加廃止 偽造防止で政府検討

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来年3月から導入される新旅券の見本
来年3月から導入される新旅券の見本

 政府が、来年3月に導入する新たなデザインの旅券(パスポート)について、出入国の際にスタンプを押す査証(ビザ)欄に余地がなくなった場合に旅券のページを追加する「増補」の制度廃止を検討していることが26日、分かった。偽造・変造防止効果を高める狙いがあり、導入までに旅券法改正案の国会提出、成立を目指している。

 査証欄は10年有効旅券に44ページ、5年有効には28ページ設けられている。現行制度では、海外を頻繁に訪れ査証欄がいっぱいになった場合、旅券を返納して新たに申請し直すか、旅券1冊につき1回だけ、シールで査証欄40ページの増補ができる。

 新制度では、旅券の残り期間だけ有効な安価な新旅券の発行か、5年か10年有効の新旅券を申請する形を選択できるようにすることを検討している。

 増補制度廃止の背景には、偽変造防止や公証である旅券の体裁の観点がある。先進7カ国(G7)で増補制度を残しているのは日本だけで、増補した旅券の持ち主が外国で旅券の偽変造を疑われる例もある。

 新旅券に合わせたデザインの増補用紙を作るコストを省く目的や、主要空港の顔認証システム導入が進んでいるため、入国スタンプを受ける機会の減少が見込まれることも背景にある。

 外務省は昨年12月、新旅券のデザインを公表した。査証欄に葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の作品を印刷し、「神奈川沖浪裏(おきなみうら)」などページごとに異なる24作品が印刷される。

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