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「琵琶湖システム」を世界農業遺産に 農水省で滋賀県知事らアピール

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湖魚が産卵、繁殖する「魚のゆりかご水田」を視察する国の審査委員ら=昨年11月、滋賀県野洲市
湖魚が産卵、繁殖する「魚のゆりかご水田」を視察する国の審査委員ら=昨年11月、滋賀県野洲市

 国連食糧農業機関(FAO)の認定する「世界農業遺産」への申請と、その国内版「日本農業遺産」認定に向けた2次審査が24日、農林水産省で行われ、滋賀県が登録を目指す「森・里・湖に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム」の仕組みや重要性について、三日月大造知事ら滋賀県関係者らが審査委員らにアピールした。

 世界農業遺産は、重要で伝統的な農林水産業を営む地域(システム)をFAOが認定する制度。今年の申請に向け、「琵琶湖システム」を含む9地域が昨年に1次審査を通過し、現地調査も行われた。

 2次審査には、県内から三日月知事や農業、漁業関係者らが出席。定置網を使った琵琶湖の伝統的な「エリ漁」、湖魚が産卵する湖周辺の水田、ふなずしなどの食文化といった歴史ある琵琶湖周辺の営みについて説明。それらを維持するための環境保全型農業や水源の森林保全など現代の取り組みついても紹介し、その後、審査委員からの質問を受けた。

 審査結果は来月中に発表され、日本農業遺産の認定と世界農業遺産への申請が決定する。FAOへの申請は5月ごろの見込み。

 世界農業遺産は、国内ではトキと共生する佐渡の里山(新潟県佐渡市)、静岡の茶草場農法(静岡県掛川周辺地域)など11地域が認定されており、登録を機に新たな地域ブランドづくりなどが行われている。

 県は、世界農業遺産登録が実現すれば、農業や漁業などの関連商品の付加価値向上や、周辺地域の観光推進や企業との連携などによる農村、漁村の活性化が期待できるとみている。

 県農政課は「短い時間だったが全力を尽くした。吉報を信じて発表を待ちたい」としている。

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