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岩屋防衛相「未来志向」強調 自民党内で異論 レーダー照射問題

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自民党国防部会で発言する岩屋毅防衛相=22日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
自民党国防部会で発言する岩屋毅防衛相=22日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

 韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊P1哨戒機への火器管制レーダー照射問題をめぐり、防衛省は韓国との協議を打ち切る一方、防衛交流は継続する立場を強調している。ただ、レーダー照射は攻撃準備行動ともいえる危険な行為だ。事実解明や再発防止を置き去りにしたまま韓国との関係を維持する姿勢に、自民党内からは厳しい声が相次いでいる。(石鍋圭)

 「日韓の防衛協力を未来志向で進めるよう真摯(しんし)に努力したい」

 岩屋毅防衛相は22日の記者会見で、レーダー照射問題に関し韓国に遺憾の意を示しつつ、防衛交流の重要性を繰り返し強調した。日韓防衛当局の関係について「根底には信頼関係がある」との見解も示した。

 防衛省は21日、レーダー照射に関する「最終見解」を公表し、韓国側との協議を打ち切った。韓国側は即座に「問題の本質は哨戒機の低空威嚇飛行だ」と反発し、日本側に改めて謝罪を求めた。岩屋氏は会見で対応を問われたが「コメントは控える」と述べ、再反論を避けた。今後の日韓防衛相会談などではレーダー照射問題を提起しない考えも示し、幕引きを図る姿勢を鮮明にした。

 22日の自民党国防部会では、こうした防衛省の方針に異論が噴出した。

 「自衛官が危険な目にあったのに、韓国軍と本当に連携できる状況なのか。防衛省は『防衛協力の継続に努力する』というが、努力すべきは韓国ではないか」

 ある議員は、部会に出席した岩屋氏の面前でこう訴えた。別の議員も「日韓の連携が重要とのことだが、敵か味方かわからない存在と協力する方が危ない」と指摘し、当面の防衛交流中止を求めた。「防衛交流の継続は確実に政権批判につながる」といった声も上がった。

 岩屋氏は日韓防衛協力の意義を強調する一方で「タイミングや中身にもよる。適切に判断していきたい」と縮小の可能性に含みを残し、部会を途中退席。厳しい声が相次いだことについて周辺にこうぼやいた。

 「自民党の国防部会だからね」

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