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文在寅氏、金正恩氏を擁護 年頭会見で 演説大半が雇用問題

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文在寅大統領の年頭会見を中継する街頭テレビ=10日、ソウル市(AP)
文在寅大統領の年頭会見を中継する街頭テレビ=10日、ソウル市(AP)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、ソウルの大統領府で年頭の記者会見を開いた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の非核化意志について「米国では不信感が強い」が、昨年3回会談した中で「国際社会が求める完全な非核化と(自身の考えに)違いがない点を明らかにした」と述べ、金氏を擁護する姿勢を改めて鮮明にした。

 金氏が7~10日に訪中し、中国の習近平国家主席と会談したことについては「米朝首脳再会談が近くなった兆候だ」との見方を示し、朝鮮半島の非核化や平和の構築に「肯定的に作用するだろう」と語った。

 冒頭の演説で、米朝首脳再会談や金氏のソウル訪問について「遠くない時期に開催される」とした上で、「朝鮮半島の平和を確固たるものにできる転換点になる」と強調した。

 「平和が経済だ」との持論を掲げ、南北で合意した鉄道・道路の連結が「経済の新たな活路になる」と主張。南北経済協力事業の開城(ケソン)工業団地と金剛山(クムガンサン)観光について「南北双方の利益になる」と強調した。金氏が2つの事業を無条件で再開する意思を示したことを「とても歓迎する」とし、「制裁問題の迅速な解決のために米国などと協力していく」と述べ、北朝鮮への経済協力に前のめりになる姿勢を改めて示した。

 約30分間にわたった冒頭の演説部分の大半を雇用問題といった経済分野に充てた。経済政策に批判が集まり、支持率が低迷しており、国民の不満を意識したとみられる。

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