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【政治回顧】(下)離散する野党

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 衆院選での躍進を「教訓」に、枝野氏は、「自民党に代わる受け皿」という野党像を放棄し、野党関係者が異口同音に唱える「大きな固まり」という方向性にも背を向けた。今年9月30日に開いた初の党大会で枝野氏はこう宣言した。

 「立憲民主党は永田町の理屈で離合集散を繰り返してできた政党ではない。永田町の『内側を向いた政治』の在り方を深く反省し、国民とともに新しい民主主義のステージを作る」

 かつて目指した野党像と距離を置く立憲民主党とは対照的に、5月に発足した国民民主党は旧民主党への「回帰」を志向しているように映る。

 玉木雄一郎代表は21年の政権交代の衆院選で初当選した。同年代の旧民主党出身の中堅議員には、国会論戦などで自民党と競り合って政権奪取を目指した往年の旧民主党に対し、郷愁にも似た感慨を抱く者が少なくない。同時に、彼らの多くは、27年の安全保障関連法の審議を境に、旧民主党が行き過ぎた「対決」路線に転じたと考えている。

 国民民主党が「対決より解決」を掲げたのはそのためだ。玉木氏らにとって、「政権交代前の旧民主党のポジション」(国民民主党幹部)に再び立つことは切実な目標となっている。

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