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IWC脱退に関する内閣官房長官談話全文 反捕鯨国との「共存の可能性なし」で決断

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南極海でクジラを捕獲する日本の捕鯨船=1987年2月(共同)
南極海でクジラを捕獲する日本の捕鯨船=1987年2月(共同)

 政府は26日、国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を発表し、菅義偉官房長官談話を発表した。談話の全文は以下の通り。

 1 わが国は、科学的根拠に基づいて水産資源を持続的に利用するとの基本姿勢の下、昭和63年以降中断している商業捕鯨を来年7月から再開することとし、国際捕鯨取締条約から脱退することを決定しました。

 2 わが国は、国際捕鯨委員会(IWC)が、国際捕鯨取締条約の下、鯨類の保存と捕鯨産業の秩序ある発展という2つの役割を持っていることを踏まえ、いわゆる商業捕鯨モラトリアムが決定されて以降、持続可能な商業捕鯨の実施を目指して、30年以上にわたり、収集した科学的データを基に誠意をもって対話を進め、解決策を模索してきました。

 3 しかし、鯨類の中には十分な資源量が確認されているものがあるにもかかわらず、保護のみを重視し、持続的利用の必要性を認めようとしない国々からの歩み寄りは見られず、商業捕鯨モラトリアムについても、遅くとも平成2年までに見直しを行うことがIWCの義務とされているにもかかわらず、見直しがなされてきていません。

 4 さらに、本年9月のIWC総会でも、条約に明記されている捕鯨産業の秩序ある発展という目的はおよそ顧みられることはなく、鯨類に対する異なる意見や立場が共存する可能性すらないことが、誠に残念ながら明らかとなりました。

 この結果、今回の決断に至りました。

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