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憲法を政局にした野党の愚 与党は無策「改憲野党」取り込めず

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 衆参両院の憲法審査会が実質的に一度も開かれないまま臨時国会が終わろうとしている。主要野党が憲法問題を「政局」に利用した結果、議論は緒(ちょ)に就くことすらなかった。一方、与党側も、野党の取り込みや態度軟化を促す策に欠けた感は否めない。

 「何がしたいのかしら。与党だけでずっとやりたいのかしらと思いますよ」

 立憲民主党の辻元清美国対委員長は5日、国会内で記者団にこう語り、憲法審開催をめぐる自民党の「強行姿勢」を嘆いてみせた。

 立憲民主、国民民主両党など主要野党が問題視しているのは、自民、公明両党と日本維新の会、希望の党、会派「未来日本」だけが出席して11月29日に開かれた衆院憲法審だ。自らが出席を拒否する中での開催に、主要野党は「安倍政権の横暴極まれりだ」(辻元氏)と猛反発。幹事選任の手続きだけを行った約2分間の審査会が、与野党間に埋めがたい遺恨を残した。

 ただ、熟議を求めて法案の採決などを拒むというならまだしも、事務手続きの場にすら出ようとしない主要野党の姿勢は「ためにする批判」としか映らない。

 自民党は憲法審の自由討議での党改憲案提示を目指している。主要野党は、憲法への立場の違いこそあれ、自民党改憲案を認めないという点では認識が一致している。ならば、自由討議の場で「安倍改憲」への反論を堂々と展開することが筋であるはずだ。政局を優先して議論のテーブルにすらつこうとしない主要野党は、政府・与党に求め続けている「熟議」を自ら放棄しているに等しい。

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