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安倍晋三首相、自由貿易推進を強調 G20サミット初日

G20サミット初日に写真に収まる各国の首脳ら=11月30日、ブエノスアイレス(AP)
G20サミット初日に写真に収まる各国の首脳ら=11月30日、ブエノスアイレス(AP)

 20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が11月30日(日本時間12月1日未明)、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開幕し、同日午後、初日の討議を終えた。米中の貿易摩擦を念頭に、安倍晋三首相は「保護主義や貿易制限的措置の応酬は、どの国の利益にもならない」と述べ、自由貿易を推進する必要性を訴えた。ほかの参加国からも、G20として多国間の協調体制を改めて確認すべきだとの意見が相次いだ。

 中国からインフラ投資で多額の融資を受けた途上国の一部が、過剰債務に苦しんでいる問題についても話し合われた。安倍首相は、自国第一主義的な政策は世界経済にとりマイナスだとして、「自由で公正な経済ルールを推進する必要がある」と訴えた。

 一方、中国国営通信の新華社によると、中国の習近平国家主席は会合で、トランプ米大統領を念頭に「各国が幅広く協議すべきで、独りよがりはいけない」と批判したという。習氏は「(G20が)手を取り合って協力することが唯一の正しい選択肢だ」と述べた。

 サミットは複数の討議を経て、1日午後に首脳宣言を採択して閉幕する予定だが、米中の対立が激しく、取りまとめは難航することが予想されている。

 仮に取りまとめられても、自由貿易推進の重要性を示す「保護主義と闘う」という表現は明記されない可能性もある。協調姿勢を可能な限り示すため、最後まで調整を続ける。

 1日目の討議では、人工知能(AI)やロボットといった先端技術が経済成長や雇用にもたらす影響も議論した。女性起業家の育成など男女間の経済格差の解消が世界経済の成長に不可欠だとして、理数系教育の強化なども話し合われた。(ブエノスアイレス 蕎麦谷里志)

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