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「道路課金」高いハードル 鎌倉市の渋滞解消なるか 地元合意がカギ

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 鎌倉は山と海に囲まれており、中世に山を切り開いて作られた「切り通し」が今も残るなど、独特で狭苦しい地形が渋滞の要因ともなっている。市民を対象にしたアンケートによると、約4割の市民が「交通渋滞の問題は耐え難いほど深刻」と答えている。

 市の調査では、休日に市内へ流入したり、市内を通過したりする車両は約2万5千台に上る。渋滞を解消するには台数を約半分に削減する必要があり、その解消策として期待されているのが道路課金だ。

AIでデータ収集

 国交省は昨年9月、鎌倉をAI(人工知能)やICT(情報通信技術)などを活用した先駆的な渋滞対策実施を目的とした「観光交通イノベーション地域」に指定。市中心部に分析装置を2カ所設置し、ETC(自動料金収受システム)を搭載した自動車の台数や位置、速度に加え、どのようなルートを通行したかなどの情報を収集している。これらの情報は通行量抑制に向けたデータとして活用する方針だ。

 国交省によると、ETCを搭載していない車両に対しては、ナンバープレートの読み取り装置を設置することで徴収逃れを防ぐことも可能で、技術面では多くの課題がクリアされているという。

 一方で高いハードルとなっているのが、課金システムのあり方と市民や周辺自治体との地元合意だ。課金資金の使途について市は「公共交通の充実や道路整備に充当したい」とするが、国交省によると、一般道に課金する場合、「税金として位置づけるのか、使用料とするのかは、決まっていない」という。

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