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日中首脳会談で影潜めた“歴史戦” 一時的な停戦状態 

会談する安倍晋三首相(左から2人目)と中国の習近平国家主席(右から2人目)=26日、北京の釣魚台迎賓館(AP)
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 【北京=藤本欣也】今回の安倍晋三首相の訪中で中国は歴史問題を封印した。「競争から協調へ」。安倍氏は26日の李克強首相との会談で呼びかけたが、歴史戦は終息に向かうのか。

 習近平国家主席は同日の安倍氏との首脳会談冒頭、両国間には「中国人民が民族的な災難に見舞われ、日本人民も深刻な被害を受けた」歴史があったと指摘した。しかし歴史問題をカードに、日本に譲歩を迫るような性質の発言ではない。

 李氏も25日、日中平和友好条約締結40周年を祝う式典で、歴史問題について「(同条約には)日本が戦争の責任を深く反省し、『一つの中国』を堅持する重要な意思表示も含まれる」と述べただけだ。

 2013年に靖国神社を参拝した安倍氏に激しく反発した中国の面影はない。

 歴史戦をめぐっては、安倍氏が15年8月、戦後70年の談話を発表。「先の大戦への深い悔悟の念」を示した上で、戦争と関係のない世代に「謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と訴えた。戦後続いた関係国への謝罪に一区切りを付ける意味合いがあった。

 これに対し、中国社会科学院日本研究所の高洪・前所長は中国紙上で、「中日関係の改善は両国国民の利益となる」と評価するものの、両国間には「領土紛争や歴史認識など未解決問題が残っている」と指摘し、「寒の戻り」に注意するよう楽観論を戒める。

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