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日仏首脳会談、海洋進出強行の中国と保護主義化の米国を牽制

フランスのマクロン大統領(左)と安倍首相=17日、パリの大統領府(共同)
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 安倍晋三首相とフランスのマクロン大統領が、17日の会談で蜜月ぶりをアピールした。自由や民主主義といった基本的な価値観を共有する両国が、海洋進出を強行する中国や保護主義的な経済政策を進める米国を牽制(けんせい)し、国際秩序の構築に主導的な役割を果たす決意の表れだ。

 首相「自由で開かれたインド太平洋の発展・繁栄のためにともに力を合わせたい」

 マクロン氏「インド太平洋における均衡と安定は課題だ」

 共同記者発表で両首脳はこう述べ、日仏が「特別なパートナー」(外交筋)であることを強調した。

 今回の欧州歴訪で首相の最大のミッションの一つが「中国包囲網」の構築だ。フランスは、南太平洋にニューカレドニアや仏領ポリネシアを持つ。「自由で開かれたインド太平洋戦略」を掲げる日本とは、航行の自由など海洋安全保障政策で利害が共通する。

 日仏両国は7月、自衛隊と仏軍が物資や役務を融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)に署名した。両国の外交当局による海洋対話を年末から本格化させるのも、南シナ海などで軍事行動を強める中国にクギを刺す狙いがある。

 両国は日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)をテコに経済分野でも連携を強める。「日本とEUで自由貿易の旗手として世界をリードする」(首相)ことで米国が自由貿易体制に“復帰”する呼び水にしたい考えだ。日米欧で結束し、経済大国になってもなお、知的財産侵害や技術移転の強制を是正しない中国に対抗する目的もある。(パリ 中村智隆)

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