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ジブチ恒久化は対中戦略 「一帯一路」にクサビ

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 インド洋と地中海を結ぶ海上交通路(シーレーン)の要衝に位置するジブチでの自衛隊拠点の恒久化は中国に対する外交戦略上の意義も大きい。中国が経済・軍事両面で勢力範囲の拡大を図る経済圏構想「一帯一路」にクサビを打ち込むためで、年内に改定する防衛力整備の基本指針「防衛計画の大綱」に恒久化に向けた方針を明記する。

 ジブチには海賊対処などを目的に米仏独伊軍などが駐留し、中国軍も昨年8月、初となる海外基地を設けた。一時使用を前提とした自衛隊拠点はコンテナハウスだが、中国軍基地は長期駐留を見据えた頑丈なコンクリート製の建物だ。

 それを踏まえ自衛隊幹部が「中国が一歩前に出てくれば、こちらも対応する」と明かすように、ジブチの拠点の恒久化は長期駐留を狙う中国ににらみを利かせる措置でもある。中国が影響力を強めるアジア各国の港に海上自衛隊艦艇が入る戦略的寄港を強化しているのも対応のひとつだ。

 今年の防衛白書は「中国が海外の活動拠点を確保しようとする動きも顕著」としてジブチの基地を特記。中国軍が一帯一路の「後ろ盾としての役割」を担う一方、一帯一路に基づくパキスタンやスリランカでの港湾建設支援が中国軍の寄港地確保と作戦能力向上につながる可能性を指摘した。

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