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進まぬ学校の統廃合 欠ける子供ファースト

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 財政面でも非効率だ。本来は地域で1校が適正なのに、複数あれば、それぞれに教員を配置する必要があるほか、施設の維持費なども余分にかかる。SMBC日興証券の末沢豪謙(ひでのり)金融財政アナリストは「完全にコスト倒れを起こしている学校がいくつもある。財政負担が上がり、教育の質は下がるという最悪の状況で、子供ファーストに全然なっていない」と指摘する。

 統廃合をした際に懸念されるのは、通学の距離や時間が伸びる点だ。国も適切な通学時間を「おおむね1時間以内」としている。ただ財務省が昨年、全国の小規模学校(児童・生徒数が30人以下)を対象に調査したところ、最も近い学校と統廃合すると仮定した場合の想定通学時間は、8割以上の学校が1時間未満だった。1時間を超える場合でも、スクールバスの導入などで問題の解消は可能だという。(蕎麦谷里志)

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