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「沖縄は竹下派の牙城」 知事選で存在感アピールに懸命 

那覇市内での街頭演説の様子を自民党の塩谷立選対委員長(左)とともに見守る竹下亘総務会長(右)=23日午後、那覇市の沖縄県庁前(杉本康士撮影)
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 30日投開票の沖縄県知事選で、与党系候補のてこ入れのため、自民党竹下派(平成研究会)会長の竹下亘総務会長が長期にわたり沖縄県入りしている。今月だけで計4回、19日間の滞在になる予定で、党幹部の中で群を抜く。派閥を自主投票とした自民党総裁選に直接関わる機会が少なかった上、沖縄は竹下派の牙城だとの思いがある。

 竹下氏は26日、沖縄市での候補者の支援集会に出席し、「非常に厳しい戦いだ。最後の努力をやり抜く」と強調した。陣営幹部は「竹下氏は沖縄では誰が何票持っているかが頭に入っていて、細々と指示を出す」と語る。

 平成研究会(旧称・経世会)は自民党で最も深く沖縄に関わってきた。派閥創設者で竹下氏の兄・登元首相は、佐藤栄作内閣の官房長官として昭和47年の沖縄返還で中心的役割を担った。平成8年の米軍普天間飛行場(宜野湾市)返還の日米合意を果たしたのは橋本龍太郎元首相。当時の官房長官は梶山静六氏だ。小渕恵三元首相は12年の主要国首脳会議(サミット)沖縄開催を決めた。

 竹下氏は「普天間返還を実現するのは平成研の責任」と語る。8月末の派閥会合では全所属議員に応援入りを求めた。ただ、昨年10月の衆院選では3選挙区で候補を擁立するも2人が落選するなど勢いに陰りがある。総裁選で結束力を示せなかったこともあり、派内には「県知事選で存在感を見せなければ」(幹部)との危機感もある。(田中一世)

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