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【単刀直言】自民党・石破茂元幹事長「総裁候補同士、濃密な議論を」「9条2項残せば自衛隊に制約残る」

■時間かけて「削除」へ

 憲法9条の改正について。首相は戦力不保持と交戦権を否定した9条2項を維持し自衛隊を明記する案を掲げています。

 9条2項を残せば、憲法を理由として自衛隊に係るさまざまな制約はそのまま残されます。例えば、自衛隊の海外における補給活動は「戦闘行為でないから憲法上許される」とされています。しかし、諸外国からみれば、補給も戦闘行為です。ここで自衛隊員が捕虜になった場合、その扱いは相手国の人道的配慮に期待するしかありません。

 首相は、軍人の捕虜の扱いなどを定めたジュネーブ条約や戦争や戦闘のやり方を規定したハーグ諸条約に日本が加盟しているから、自衛隊は海外で「軍隊」として扱われ、国際法上の権益も受けられると説明します。しかし、9条2項がある限り、そうなるとは言い切れません。例えば、ハーグ条約では、相手国に向かう船の臨検や拿捕、積み荷の没収を認めていますが、私は閣僚として国会で「日本は交戦権を認めていないのでできない」と嫌々ながら答弁してきました。

 9条2項との整合性を図るため、自衛隊は「必要最小限度の実力組織」だと定義されています。私は海上自衛隊が「いずも」型ヘリコプター搭載護衛艦を建造するとき「これは空母ではない」と説明する分厚い国会答弁の原稿をつくりました。「必要最小限度」はケースごとに変わる。9条2項を削除しなければ、こういう問題も残るのです。

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