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【野党ウオッチ】代表選で見えた国民民主党の「幼さ」 “深慮遠謀”なき野党共闘戦略

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【野党ウオッチ】
代表選で見えた国民民主党の「幼さ」 “深慮遠謀”なき野党共闘戦略

国民民主党代表選の街頭演説会に臨む玉木雄一郎氏(左)と津村啓介氏=9月2日、東京・銀座(酒巻俊介撮影) 国民民主党代表選の街頭演説会に臨む玉木雄一郎氏(左)と津村啓介氏=9月2日、東京・銀座(酒巻俊介撮影)

 結局、枝野氏が歩み寄ることはなく、玉木氏は9月4日の代表選出後の記者会見で「言葉が『共同選対』となるとカチッとしたイメージにとられたかもしれない。呼び方は別にして、とにかく調整のメカニズムを呼びかけていきたい」と主張をトーンダウンさせた。

 改選1人区では野党が候補者を一本化するべきだという点に関しては、枝野氏と玉木、津村両氏の考えは一致している。にもかかわらず、足並みの乱れがあるように映ったのはなぜか。

 立憲民主党が、参院選での野党共闘をめぐり共産党とどう向き合うかという難題を突きつけられているからだ。

 過去2回の国政選挙での野党の候補者一本化は、政党同士の公式な協議を経ない「阿吽(あうん)の呼吸」によるものだった。しかし、共産党は次の参院選で正式な「相互推薦」へと深化させることを提案している。

 枝野氏は「野党共闘」や「選挙協力」という言葉は使わずに、候補者調整は「幅広い市民との連携」の成果だと主張している。市民の声に応えた候補者一本化という体裁をとることによって、憲法や自衛隊に関する共産党との見解の隔たりを棚上げにしてきたのが実相だ。だが、「相互推薦」に踏み込めば、こうした論法は通用しにくくなる。

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