産経ニュース

【沖縄県知事選】「危険性除去」か「アイデンティティー」か 選択問われる普天間返還

ニュース 政治

記事詳細

更新

【沖縄県知事選】
「危険性除去」か「アイデンティティー」か 選択問われる普天間返還

普天間移設問題の主な動き 普天間移設問題の主な動き

 玉城氏は、こうした佐喜真氏の姿勢を攻撃する。県による埋め立て承認撤回を支持し、辺野古移設阻止に向け「あらゆる手段を行使したい」と述べる。「翁長氏の行動原理も受け継ぐ」とも語り、政府と徹底対決した翁長県政の再来を予感させる。

 翁長氏は、在日米軍基地が沖縄に集中する現状を「差別」と指弾するアイデンティティーのあり方を、辺野古移設反対の原動力とした。翁長県政の幹部は今年7月、反基地団体幹部に「辺野古移設を3年間遅らせた。これは成果だ」と力説したが、「成果の3年」は翁長氏流のアイデンティティーが危険性除去を犠牲にした3年でもある。

 翁長氏のスローガン「イデオロギーよりアイデンティティー」を受け継ぐ玉城氏も、普天間飛行場の早期返還に向けた道筋を明確に描けているわけではない。11日の候補者討論会でこの点を問われた玉城氏は、辺野古の軟弱地盤や周辺建築物に及ぶ危険性を訴えた。しかし、辺野古移設をいくら批判しても普天間返還が早まるとは言い切れない。(杉本康士)

このニュースの写真

  • 「危険性除去」か「アイデンティティー」か 選択問われる普天間返還

「ニュース」のランキング