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【古森義久の緯度経度】反トランプ・反安倍ありき 米紙の偏向報道

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 それよりも懸念されるのはこの日朝高官接触の情報は明らかに日本側のどこからかのリーク(意図的な機密漏(ろう)洩(えい))であることだ。

 同記事の偏向を印象づける第3の特徴はトランプ・安倍関係の悪化を示唆する情報源はすべて匿名なのに、実名を出す情報源としては日米交渉とは遠い距離にある特定の日本人研究者単独の見解に大幅に依存している点だった。

 同記事はワシントンの半官の研究機関ウッドロー・ウィルソン・センターの上級研究員、後藤志保子氏の「安倍首相は対米関係の強化には経済、安保の両面で挫折した」とか「トランプ大統領の世界観は第二次大戦時のそれと同じだ」という糾弾的な言葉を再三、引用して「両首脳の衝突」の論拠としていた。

 後藤氏はワシントン在住の長い有能な研究者だが、日米交渉や日本政治にかかわった経歴は知られていない。ただそのコメントは反トランプ、反安倍の記事の基調にはまさに沿っていた。

 ワシントン・ポストは一貫してトランプ政権攻撃の評論や報道を続けてきた。この記事もトランプ外交の成果とみなされる対日関係の強化にも水をかけるという姿勢が露骨なのだ。

 日米関係に長年、かかわってきたバンダービルト大学のジム・アワー名誉教授はこの記事を「推測に基づきトランプ政権の外交を悪く描くフェイクニュースだといえる」と論評した。

(ワシントン駐在客員特派員)

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