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【ニッポンの議論】サマータイム 働き方改革への追い風/睡眠不足から健康被害

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神山潤氏

 --サマータイム導入が検討されている

 「健康への影響を考えれば賛成できない。ロシアは2011年に制度を廃止したが、その最大の理由は健康被害。夏時間への移行時に心筋梗塞が増加していたことが分かったためだ。スウェーデンの研究グループも夏時間となった最初の週に心筋梗塞発生の危険が3・9%高まることを12年に発表している。他にも脳卒中や交通事故が増えるという報告があり、導入している国でも見直しの機運が高まっている」

 --なぜ健康に悪影響が出るのか

 「心筋梗塞は夏時間開始で1時間早く起きる必要から睡眠時間が減り、心血管系に悪影響を与えたのが原因とされる。海外への行き来で時差ぼけとなる人は多いが、これは脳に備わっている体内時計が時刻変動にすぐに対応できるようにはなっていないためだ。ドイツでの大規模調査で、時刻変動に慣れるには数週間かかることが分かっている。とくに小児や高齢者、病人など健康弱者にとって時刻変動によるリズムの変化は悪影響をもたらす可能性が高い」

 --日の出に合わせた起床時間は健康に良さそうだが

 「朝はいいかもしれないが、夜はどうか。アフターファイブも明るいので余暇時間が増えるというが、1日24時間が25時間や26時間になるわけではない。欧米各国と比較すると日本人の睡眠時間は30分以上短く、短い睡眠時間は肥満や生活習慣病、鬱病などをもたらし、健康リスクを高める。現状でも日本の夏は夜の早い時刻は気温が高く早寝が難しい。サマータイム導入でさらに睡眠時間が減れば、健康へのデメリットは計り知れない」

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