PR

ニュース 政治

【単刀直言】伊吹文明元衆院議長「国益を懸けた交渉役はすぐには探せない。『Who are you?』では困る」

 今国会の一番の反省点は、難しい立場に置かれている日本の現状への議論より、国内政局の思惑が優先したことでしょう。それが「森友・加計」問題だったのではないですか。

 もちろん、いろいろ言われる原因について、安倍さんには道義的な責任がある。これは本人も認めています。しかし、なぜ野党の支持率が上がらないのかといえば、国民の中に3年3カ月の民主党政権のトラウマが尾を引き、国会質疑をみて、相変わらず「治っていないな」と思われたからではないのかな。

 世論調査をみると、安倍政権の支持率は若者世代で高く、上の世代になるほど下がる。若い人たちは、今の行き届いた平和な社会を当たり前と思って当然だが、私たちの世代はその当たり前を作る苦労や厳しく道義をしつけられた経験がありますからね。かつて自民党を支えてきた引退議員が安倍さんを批判するのもどうかと思うが、ジェネレーションギャップからだと思います。安倍さんが世間の情勢を分かるようになったのは、昭和元禄の昭和40年頃だからなあ。

 第1次安倍内閣で、安倍さんは保守理念を強く打ち出したが、翌年の参院選で負けました。衆参で多数勢力が異なるねじれ現象が起き、自民党はもたついて、その後政権を失いました。民主党政権が誕生し、国民に3年3カ月の迷惑もかけた。安倍さんはこの経験を通じ、理想は大切だが権力を失うと理想が実現できず、多くの人に迷惑をかけるという現実に思い至った。第2次内閣以降はリベラルな政策も多い。その分、政治家として太くなったということでしょう。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ