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【単刀直言】伊吹文明元衆院議長「国益を懸けた交渉役はすぐには探せない。『Who are you?』では困る」

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自民党の伊吹文明元衆院議長=国会(春名中撮影)
自民党の伊吹文明元衆院議長=国会(春名中撮影)
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 先の通常国会の目玉は、働き方改革関連法やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法といわれていた。議論の分かれる法案だが、かつての安全保障法制や社会保障・税一体改革などと比べると小粒だった。その一方で、憲法の精神からすると、よくよく考えなければいけない教訓を含んだ重要な国会ではあった。

 具体的にいえば、一つは行政の劣化ですね。働き方改革関連法では、厚生労働省の調査がずさんで、法案から「裁量労働制の拡大」というコア(核)な部分がすぽっと抜けてしまいましたね。学校法人「森友学園」問題でも虚偽の答弁が重ねられた。さらにいえば、国会に改竄(かいざん)した「決裁付属文書」を提出している。

 三権分立の建前からすれば主権の存する国民により国会議員が選ばれ、国会議員の指名で首相が誕生する。首相の任命で内閣ができ、内閣は連帯して国会に責任を負う。虚偽文書を出したことこそが憲法上大問題なのに、この点について野党もメディアも意外とおとなしかった印象です。

 なぜ役人がここまで劣化したのか。「政策を自ら企画立案して大臣にあげ、閣議決定してもらう」という雰囲気が、今の役人に薄れている。政治主導の名の下に「これをやってくれ」という上意下達の雰囲気があり、気概を失うというか、全体の士気が低下している気がしますね。

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