【参院選】立憲民主×国民民主×共産 すれ違う思惑 1人区一本化すきま風
来年夏の参院選の改選1人区で候補者の一本化を目指す主要野党の間に思惑のずれが生じている。共産党が過去2回の国政選挙での候補者一本化を正式な「相互推薦」に深化させることを呼びかけているのに対し、野党第一党の立憲民主党はあくまで候補者のすみ分けにとどめる構えだ。安全保障政策などで溝を抱える共産党と国民民主党の間にもすきま風が吹く。
立憲民主党の枝野幸男代表は24日、さいたま市での講演でこう訴え、参院選に向けた強気の姿勢を重ねて示した。
「(比例代表の)候補者は20人くらい立てる!」
平成28年の参院選での旧民進党の擁立数に並ぶ数を挙げたのは、次期参院選で野党共闘の主導権を握ろうという戦略の表れだ。枝野氏は、来年の改選で与野党の「衆参ねじれ」を作り出し、政権を追い込んでいく筋書きを念頭に置く。
「枝野氏は共産党や国民民主党と1人区で候補をすみ分ける気だが、どちらの候補も推薦する気はない」
周辺は枝野氏の思惑をこう読み解く。実際、立憲民主党は、共産党の志位和夫委員長が1月に呼びかけた相互推薦に向けた協議開始を半年近く放置している。
