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【平成30年史】リクルート事件「無罪を確信」 2審逆転有罪の藤波元官房長官が手紙 佐藤総務庁長官の辞任に「『生きた政治』のこわさ思う」

平成9年10月、藤波孝生元官房長官が知人に出した手紙。リクルート事件の裁判の心境などをつづっている (一部画像を処理しています)
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 第2次中曽根康弘内閣の官房長官を務め、リクルート事件で受託収賄罪に問われた藤波孝生氏が、上告審にあたり「1審、2審の公判記録をしっかり読んでさえくれれば何の心配もないと確信しています」などと無罪を信じる手紙を知人に宛てていたことが22日、分かった。藤波氏は1審で無罪、2審で懲役3年、執行猶予4年の逆転有罪判決を受けた。手紙からは、裁判への強気な姿勢をみせながらも、当時の政局と自らの境遇を重ね合わせるなど動揺も垣間見える。(坂井広志)

 手紙は元秘書、松木謙公元衆院議員の親族に送ったもので、日付は上告した平成9年4月7日から約半年後の同年10月11日。

 藤波氏の裁判は、11年に最高裁が上告を棄却し、有罪が確定。藤波氏は15年に政界を引退、19年10月28日に肺炎による呼吸不全のため74歳で死去した。

 藤波氏は手紙で「最高裁の中でしかるべく審理が進められることになるので、いつ結論が出るのか時期は全くわかりません」と上告審が長期化する可能性を示した。

 その上で「ご心配をかけて9年目。永い間申し訳ないことであったと存じていますが、もうしばらくだけお時間を賜りますよう切にお願いいたします」と支援を求めた。

 国会で議員辞職勧告を求める動きがあることに対しては「『一審無罪』が大きな意味をもっていますので、一切ご心配くださらぬよう」と記した。最後に「国は病んではいけません。国が病まないように、人が幸(さき)く、永遠に幸く暮らすことが出来るように努力をしたい」と結び、政治活動への強い意欲をみせた。

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