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【正論】北が狙う「非核化プロセス」の罠 福井県立大学教授・島田洋一

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 無力化は短期間で完了する

 ここで引かれる「米専門家」の見解とは、ニューヨーク・タイムズ紙が5月28日付で大きく報じたジークフリード・ヘッカー教授のそれを指す。ヘッカー氏は北の招きで過去4回訪朝し、核開発の順調ぶりを「専門家」として裏書きする発言を繰り返してきた。いわば北の「核強国」アピールに(意識的にせよ無意識的にせよ)協力してきた学者である。

 ヘッカー氏がいう「非核化」は次の段階を踏む。まず核施設の稼働停止に1年、核施設・核兵器の無力化に5年、廃炉と除染に10年。同時進行可能な部分もあるため早ければ全体で10年、ヘッカー氏自身の見立てでは15年はかかるという。

 一見して明らかなように、ここでの基本イメージは一般的な原子炉の廃炉プロセスである。しかし、核兵器の脅威除去という意味での非核化は全く構造が異なる。従ってプロセスも異なる。

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