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【平成30年史 政界再編(2)】金丸氏跡目争いで「小沢氏VS反小沢氏」で鉄の結束瓦解 参院平成研「鉄の岩盤」は健在

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【平成30年史 政界再編(2)】
金丸氏跡目争いで「小沢氏VS反小沢氏」で鉄の結束瓦解 参院平成研「鉄の岩盤」は健在

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 用意周到に会長辞任を画策され、なすすべがなかった額賀。分裂しても党内で影響力が下がるだけという事情もあった。吉田は派閥の定例会合で末席に座り、にらみをきかせている。しかし、かつての「竹下派七奉行」と呼ばれるようなリーダーも育っていない。

 もっとも、強いリーダーの不在は竹下派だけではなく、党最大派閥の清和政策研究会(細田派)にも見当たらない。それだけに引退した元首相、森喜朗の発言力はいまだ健在だ。宏池会(岸田派)も政界を引退した元党幹事長、古賀誠が影響力を保っており、それを党政調会長、岸田文雄の弱さととらえる見方もある。

 竹下派の新会長、竹下亘は「七奉行」の存在の大きさを実感している。

 兄の竹下登が首相として消費税導入を進めた際も「七奉行といわれる人たちが、党内で反乱が起きないように十何人ずつ抑えてくれた」と述懐している。

 七奉行の一人、橋本龍太郎は晩年、周囲にこう語っていたという。

 「小選挙区制に変わったことで、派閥の時代は終わったんだ。議員は一国一城の主(あるじ)なんだから…」(敬称略、肩書は当時)

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