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【激動・朝鮮半島】安倍晋三首相がかつて批判した平壌宣言…「拉致解決」最大のツールに 16年前「国交正常化優先」

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【激動・朝鮮半島】
安倍晋三首相がかつて批判した平壌宣言…「拉致解決」最大のツールに 16年前「国交正常化優先」

 その後に拉致問題担当相や内閣官房参与として拉致問題に関わった中山恭子参院議員は「宣言は拉致被害者救出どころか、拉致を認めて謝罪すれば、それ以前の拉致問題は不問にして終局する、拉致問題を収束させ国交正常化を図るという日本政府の方針がはっきり読み取れる」と批判する。

 しかも田中氏は、北朝鮮が横田めぐみさんら拉致被害者8人が「死亡した」と伝えてきたことを、平壌宣言署名直前まで小泉氏にも報告していなかったとの疑惑もある。こうした経緯から、安倍首相はかねて平壌宣言に批判的だった。拉致問題をめぐる田中氏との確執は語り草となっている。

 ところが、状況は大きく変わった。米国のトランプ大統領とともに、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対する国際包囲網を構築し、「最大限の圧力」をかける戦術は奏功した。

 音を上げた金正恩氏は、トランプ氏との米朝首脳会談で体制保証と引き換えに「完全な非核化」を約束した。だが、トランプ氏は経済支援する考えは一切ない。疲弊した北朝鮮の経済を立て直すには、平壌宣言で多額の経済支援をうたった日本に頼らざるを得ない状況になりつつある。

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