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【河野洋平氏講演詳報】(2)「南北分断の遠因には日本の植民地政策があった」

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【河野洋平氏講演詳報】
(2)「南北分断の遠因には日本の植民地政策があった」

河野洋平元衆院議長(栗橋隆悦撮影) 河野洋平元衆院議長(栗橋隆悦撮影)

 それを日本は権力をもって弾圧するわけです。独立を押さえ込みました。これは相当、植民地として、いろんなこともやったよという人もいるんだけれども、決定的に精神的に他民族を押さえ込んだ。そういう精神的な苦痛を考えれば、やはり非常につらい。1910年に植民地化されたものが、1945年、昭和20年、日本が戦争で負けたときまで続いちゃうわけです。

 日本が負けたときに植民地ではなくなるわけです。35年間は植民地として朝鮮半島はつらい思い、嫌な思いをさせられたわけです。その中にはいろんな話がありますが、その話は今日はしません。

 日本の敗北が色濃くなった1944年ごろには、植民地である朝鮮半島の人にも徴兵制度を敷いて、強制的に兵隊になるようなことも求めることもやった。朝鮮民族の人たちは、よその国の戦争に強制的に駆り出されることもあった。

 そうやって、日本の植民地であった朝鮮半島が1945年に戦争が終わって、植民地は終わりました。

 戦争が終わったとたんに北からロシアが入り、南には米国がいて、分断のもとができて、結果南北分断、朝鮮戦争が起こってしまった。そして今日まできているわけです。

 そういう状況、これについてはいろいろと議論があると思いますが、そういった歴史をみると、今日の南北分断の遠因、一つの歴史的経過からいって、分断の原因の一つに日本の植民地政策、植民地化があったのだろうと思う。

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