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【外交安保取材】日露首脳会談は“ゼロ回答”? すれ違いにもがく安倍首相を取り巻く冷めた空気

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【外交安保取材】
日露首脳会談は“ゼロ回答”? すれ違いにもがく安倍首相を取り巻く冷めた空気

会談前に握手を交わすロシアのプーチン大統領(左)と安倍晋三首相=5月26日、モスクワのクレムリン(共同) 会談前に握手を交わすロシアのプーチン大統領(左)と安倍晋三首相=5月26日、モスクワのクレムリン(共同)

 森友学園や加計学園をめぐる一連の問題で政権批判が続く日本の政治状況を「プーチン氏もロシアの国会議員も、こっちが驚くほどよく知っている」という。別の外交筋は「プーチン氏と波長が合う間柄といわれる首相が3選できなかったら、これまでの日露の信頼関係は終わりだ。領土交渉は振り出しに戻る」と指摘する。

 首相が3選したとしても、任期は最長で3年間だ。プーチン氏の任期は6年間あり、領土問題解決に道筋をつけるために残された時間は3年間しかない。

 そんな中、国民の愛国心をあおり、長期政権への不満をそらそうとするプーチン氏が北方領土問題で譲歩したとみられれば「弱腰」に映り、政治リスクを抱えることになる。北朝鮮情勢では、朝鮮半島の非核化を「共通の目標」とするが、旧ソ連時代から北朝鮮とつながりが強いロシアと、米国と緊密に連携する日本との利害は異なる。日露首脳の個人的な友好関係だけで平和条約締結交渉を前進させるのは限界がある。

      

 5月30日の党首討論で「最後の段階ではプーチン氏と最終的な判断をしなければならないと思っている」と決意を示した首相は、決して無為無策ではない。経済協力では、サンクトペテルブルクの国際経済フォーラムで詳細に踏み込んだ。

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