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【G7サミット】安倍晋三首相会見 日朝首脳会談は「拉致問題の解決につながることが極めて重要」

 G7サミットが閉幕し、記者会見する安倍首相=9日、カナダ東部ケベックシティー(代表撮影・共同)
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 【ケベックシティー=田北真樹子】安倍晋三首相は9日午後(日本時間10日午前)、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)閉幕後、カナダ東部のケベックシティーで記者会見した。日朝首脳会談について「行う以上は北朝鮮の核、ミサイル、そして何よりも重要な拉致問題の解決につながることが極めて重要だ」と述べた。その上で、拉致問題に関し「最終的には日本と北朝鮮との間で直接協議をして解決する決意だが、それに向かって、米朝首脳会談が大きな成果をあげることを強く期待している」と語った。

 また、「北朝鮮には豊富な資源があり、勤勉な労働力がある。北朝鮮が正しい道を歩むのであれば、明るい未来を描くことも可能だ」と強調した。「核、ミサイル、拉致問題が解決すれば日朝平壌宣言に基づいて不幸な過去を清算して、国交を正常化し、経済協力を行う用意がある」と述べ、改めて北朝鮮に問題の解決を迫った。

 G7が、北朝鮮に対してすべての大量破壊兵器とあらゆる射程の弾道ミサイル、関連施設の「完全で検証可能かつ不可逆的な廃棄(CVID)」の実現を求めることなどで完全に一致したことも評価し、「G7のリーダーたちと緊密に連携しながら、北東アジアに真の平和が実現するよう、日本も力を尽くしていく決意を表明した」と述べた。

 一方、今回のサミットでは、米国の鉄鋼、アルミの輸入制限措置などをめぐり、米国と欧州・カナダが激しく対立したが、最終日には「ルールに基づく国際貿易体制の重要性」などを盛り込んだ首脳宣言の発表にこぎつけた。

 安倍首相は「今回のサミットは見解が異なる局面が多く、難航した」と認めた上で「会場の外で夜、朝に首脳だけで集まり、まさに膝詰めで直接本音をぶつけ合い、合意に至ることができた」と、首脳宣言がまとまるまでの過程を振り返った。その上で「これまでG7がリードしてきた、自由で公正なルールに基づく貿易システムを発展させる努力をしていくことで合意できた意義は大変大きい」と述べた。

 サミットでは、トランプ米大統領が提案したロシアのサミット復帰について意見が割れた。安倍首相は国際社会が直面する課題への対応を念頭に「ロシアの建設的な関与を求めていくことも必要だ。そのためには、私たちもロシアもその環境整備に向けた努力をしていかなければならない」と述べた。

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