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【「県民党」争奪 新潟知事選(上)】「原発」争点にならず 24日告示、両陣営とも米山隆一路線継承

新潟市の篠田昭市長(左)らとともに取材に応じる花角英世氏(中央)=22日、新潟市中央区笹口(池田証志撮影)
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 「県は船長がいなくなり、漂流しかけた船だ」。16日、新潟県庁議会棟で開かれた自民党県連の会合で、知事選での支援を要請した元副知事の花角(はなずみ)英世(60)は古里への思いを強調した。その上で経済や観光の振興、雇用対策を語り、自らの行政手腕をアピールした。ただ東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)の問題には触れなかった。

 出会い系サイトで知り合った女性との金銭を伴う交際が発覚し、在任1年半で辞職した前知事の米山隆一(50)。前代未聞の醜態で県政は停滞を余儀なくされ、前回選で米山を担いだ自由党参院議員の森裕子(62)をはじめ、共闘態勢を組んだ野党各党の間には後継候補擁立への“自粛ムード”も漂った。

 その中でいち早く花角擁立に動いたのは、新潟市長の篠田昭(69)だった。

 当時、海上保安庁次長だった花角は新潟大付属中、新潟高の後輩で副知事時代から昵懇(じっこん)の仲。篠田は、自民党衆院議員の泉田裕彦(55)が12年間担った県政の末期、県と市町村との間に亀裂が生じた混乱を胸に刻む。県のかじ取り役には花角が適任と考え「個人的に出馬をお願いした」。

 同党県連会長で参院議員の塚田一郎(54)らは4月20日、東京・永田町の党本部で幹事長の二階俊博(79)と協議し、脱政党で「県民党」を名乗れる人物の擁立を確認し、花角の名を挙げた。花角は二階が運輸相のときの秘書官。二階は「前回の轍(てつ)を踏まないよう、しっかり頑張ってくれ」と注文をつけた。自民、公明両党が推薦した元長岡市長の森民夫(69)が米山に敗れた前回選のような失敗は、加計(かけ)学園問題で野党が揺さぶりをかける中、安倍晋三政権を支える二階にとって絶対許されない。

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