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【財務次官セクハラ】軽く肩たたきあいさつ、お茶くみ…セクハラ線引きに議員戦々恐々 自民に危機感、谷垣グループが勉強会

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【財務次官セクハラ】
軽く肩たたきあいさつ、お茶くみ…セクハラ線引きに議員戦々恐々 自民に危機感、谷垣グループが勉強会

 福田淳一前財務事務次官の辞任を受け、自民党でもセクハラ問題への関心が高まってきた。谷垣グループ(有隣会、20人)は17日、党本部で勉強会を開催。有志議員がセクハラ問題に関する研修会を開くよう執行部に申し入れる準備を進めており、9月の総裁選に出馬を模索する野田聖子女性活躍担当相は再発防止に向けた法整備も検討する。ただ、党内の認識にはばらつきがあるのも事実だ。

                  

 勉強会は谷垣グループの加藤鮎子衆院議員が発案した。セクハラ問題に詳しい弁護士を講師に招き、法律上のレッドラインや訴訟の傾向などについて質疑を行った。

 主従関係がはっきりしている企業と違って、支援者ら外部の人と接点が多い政治家は、どこまでの行為がハラスメントと認定されるか判断は難しい。出席者は「会議室を出るとき、女性に『よろしくね』と肩をたたいてもセクハラか」などと細かく質問。講師は「しつこくなければ肩をたたく程度は構わない」としつつ「『新人だからお茶くみ』はいいが、『女性だから』はまずい」などと具体例を交えながら解説した。

 安倍晋三首相の出身派閥・細田派の加藤寛治衆院議員が、結婚披露宴などの席で「新郎新婦は必ず3人以上の子供を産んでほしい」と呼びかけていると述べ、発言を撤回した。麻生太郎副総理兼財務相の「セクハラ罪という罪はない」との発言も非難を浴びた。安倍首相を支える派閥、議員が矢面に立たされることが目立つだけに、今後の世論の風向きは気になるところだ。

 そうした中で、党内では浜田靖一元防衛相や馳浩元文部科学相らがセクハラ問題の研修会を開くよう党執行部に申し入れるため賛同者を募っている。野田氏は再発防止に向けて内閣府に有識者会議を設置することを検討しており、麻生氏の発言にも「私たちの感覚とは全く違う」などとかみついた。

 ただ、加藤鮎子氏は「セクハラの認識は都会と地方でも違う。全国から集まる議員の足並みをそろえるのは難しい」と述べている。

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