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日韓首脳電話会談 文大統領が拉致問題提起 安倍晋三首相「誠意に感謝」 

安倍晋三首相(左)と韓国の文在寅大統領 
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 安倍晋三首相は29日午前、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と電話会談した。会談後、首相は首相官邸で記者団に対し、文氏が27日の南北首脳会談で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対し拉致問題を提起したとの報告があったことを明らかにした上で「誠意に感謝申し上げたい」と述べた。

 焦点の拉致問題をめぐっては、南北会談に先立つ24日、文氏は安倍首相との電話会談で拉致問題を提起する意向を示していた。

 また、5月上旬に東京で開催される日中韓サミットを踏まえ、首相は「われわれが今まで話し合ってきたラインにのっとり、北東アジアの平和と安定を実現するために有意義な会談にする方針で一致した」と説明。6月上旬に開かれる予定の米朝首脳会談を見据え、サミットに合わせ来日する文氏と会談し、北朝鮮対策をすり合わせる考えを示した。

 一方、朝鮮半島の完全な非核化を目指すことを明記した共同宣言について、首相は文氏に「完全な非核化が明記されたことを評価した」と伝えた。ただ、南北首脳会談では核・ミサイルの完全放棄に向けた具体的な道筋は示されていない。首相は日米韓が連携し「核兵器を含む大量破壊兵器、あらゆる弾道ミサイルの廃棄に向けて努力していく」とクギをさした。

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