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【日米首脳会談】“絆”アピールも通商では隔たり トランプ氏「シンゾーの顔つぶすことはしないが…」

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【日米首脳会談】
“絆”アピールも通商では隔たり トランプ氏「シンゾーの顔つぶすことはしないが…」

18日、米フロリダ州パームビーチで、日米首脳会談後の共同記者会見で握手を交わす安倍晋三首相とトランプ米大統領(AP) 18日、米フロリダ州パームビーチで、日米首脳会談後の共同記者会見で握手を交わす安倍晋三首相とトランプ米大統領(AP)

 トランプ氏「シンゾーの顔をつぶすようなことはしない。シンゾーの立場を守った上で対応している。だが、600億ドル(の対日貿易赤字)は何とかならないのか?」

 首相「TPPこそが日米にとって最善の枠組みだ。それに農業分野の開放はこれ以上応じることはできない」

 トランプ氏「俺は2国間(交渉)が好きなんだ!」

 11月に中間選挙を控えるトランプ政権にとって、対日貿易赤字削減は、ぜひとも勝ち取りたい案件であることは日本側にもひしひしと伝わった。結局、新たな協議の枠組みを作ることで合意し、何とかその場を収めたが、しこりは残った。

 そんな応酬の後でも、会見場でにこやかに握手できたのは、2人の友情の証しだともいえる。

 とはいえ、トランプ氏は「ディール(取引)」を好む。記者会見で「拉致問題がシンゾーにとって一番大事な問題だということを分かっている」と語ったのは、裏を返せば「俺にとって一番大事な問題は対日貿易赤字削減なんだ」と念を押したといえなくない。

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