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停滞国会、世界と隔たり 政府相次ぐ不祥事で「働き方」法案審議も厳しく

衆院本会議=12日午後、国会(春名中撮影)
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 学校法人「森友学園」に関する財務省の決裁文書改竄や自衛隊の海外派遣部隊の日報問題などの不祥事が相次ぎ、国会で野党が攻勢を強めている。国会は安倍晋三政権が成立を目指す働き方改革関連法案などの審議が控えるが、法案とは関係のない問題で審議日程が見通せず、与党は難局の打開に頭を悩ませている。

 「森友・加計学園は大事な課題だが、それだけをやっていては世界の情勢についていけない」

 自民党の森山裕国対委員長は15日、鹿児島県中種子町の講演でこう訴え、米英仏によるシリア攻撃など緊迫化する国際情勢と国会論戦の隔たりを嘆いた。

 一方で森山氏は、加計学園の獣医学部新設をめぐる柳瀬唯夫元首相秘書官の国会招致に前向きな姿勢も示した。背景には、柳瀬氏が「首相案件」と発言したとする愛媛県職員らの文書と同じ内容のメモが13日に農林水産省で見つかったことが分かり、与党内でも説明責任を求める声が強まったことがある。国会の混乱を収束させ、働き方改革関連法案などの審議に注力したい考えだ。

 働き方法案の審議入りは想定から1カ月遅れ、5月上旬にずれ込みそうだ。法案を扱う衆院厚生労働委員会では、東京労働局が実施した野村不動産への特別指導に関する問題や、東京労働局長による報道機関への「是正勧告」発言などを受け、先に審議入りした別の法案が滞っている。

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