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【世界裏舞台】作家・佐藤優 忖度…正しい政官関係

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 森友学園問題をめぐる財務省による公文書改竄(かいざん)問題、自衛隊のイラク日報問題などが連日、新聞をにぎわしている。ここで問題になっているのは政治家と官僚の関係だ。筆者は平成14年に起きた鈴木宗男事件に外務官僚として連座し、東京地検特捜部に逮捕され、東京拘置所の独房に512泊した経験がある。その経験を踏まえて正しい政官関係について考えてみたい。

 まず奇妙なのは、忖度(そんたく)があたかも悪事のように扱われていることだ。より正確に言えば、普段は気配りや思いやりと呼ばれている事柄が、事件性を帯びてくると忖度と言い換えられるようになるのだ。

 霞が関(官界)の住人として政治家と付き合う上で、忖度は絶対に必要だ。永田町(政界)には独特の言語体系があるからだ。具体例を挙げよう。

 官僚が政治家と衝突することはよくある。しばらくして政治家が「あの件についてだけど、俺は気にしていないからな」と声をかけてきたとする。これを翻訳すると「俺には反省することは何もない。お前の方で胸に手を当ててよく考えてみるんだな」という意味になる。

 「おたくの局長は忙しそうだな。今度、俺の方からあいさつにいくと伝えておいてくれ」と言われれば、「局長は俺以外の政治家のところをよく回っているようだな。俺を軽く見るとどうなるかよく覚えていろ。局長にすぐに俺のところに来るように言え」ということだ。

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