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【シリア攻撃】米露の軋轢が対北包囲網形成に足かせも 安倍晋三首相「米英仏の決意を支持する」

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【シリア攻撃】
米露の軋轢が対北包囲網形成に足かせも 安倍晋三首相「米英仏の決意を支持する」

米によるシリア軍事攻撃を受け、NSC(国家安全保障会議)を終えた安倍晋三首相=14日午後、首相官邸(宮崎瑞穂撮影) 米によるシリア軍事攻撃を受け、NSC(国家安全保障会議)を終えた安倍晋三首相=14日午後、首相官邸(宮崎瑞穂撮影)

 安倍晋三首相は14日、首相官邸で記者団に、米英仏3カ国によるシリア攻撃について「化学兵器の使用は極めて非人道的であり、わが国として断じて許すことはできない。化学兵器の拡散、使用は絶対に許さないとの米国、英国、フランスの決意を日本政府は支持する」と述べた。ただ政府・与党内には、今回の攻撃が米国とロシアとの対立を悪化させ、首相が目指す北朝鮮包囲網の形成に足かせとなりかねないとの懸念も出ている。

 首相は、今回の攻撃について「事態のこれ以上の悪化を防ぐための措置と理解している」とも語り、化学兵器の使用を阻止するための対応との認識を示した。

 攻撃発生時、首相は関西に出張していたことから、官邸では14日、菅義偉官房長官が情報分析を指揮。首相が同日夕に帰京後、国家安全保障会議(NSC)を開き、対応を協議した。

 政府は今回、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したと断定する表現は避けている。それでも攻撃に理解を示すのは、北朝鮮包囲網を構築するうえで米国との連携が不可欠だからだ。

 首相は北朝鮮を念頭に「東アジアでも核や生物化学兵器といった大量破壊兵器の脅威が深刻さを増している」と指摘。「強固な日米同盟のもと、国際社会と連携、協力しながら、地域の平和と安定の維持のため日本が果たすべき役割を果たしていく」と強調した。

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