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【びっくりサイエンス】無人機「ガーディアン」が尖閣を飛ぶ日 海上保安庁が関心 豪州まで往復可能

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【びっくりサイエンス】
無人機「ガーディアン」が尖閣を飛ぶ日 海上保安庁が関心 豪州まで往復可能

無人航空機「ガーディアン」(米ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ社提供) 無人航空機「ガーディアン」(米ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ社提供)

 ガーディアンの最高時速は約440キロ。航続時間は増強型で40時間ほどに達し、沖縄県の那覇空港から飛ばした場合、はるかオーストラリア北部まで往復できる。管制室からの遠隔操縦が基本で、飛行状況は機体前方のカメラを通じて把握。状況に応じて衛星利用測位システム(GPS)を用いた自動操縦にも切り替えられる。

 実際に運用する場合、監視活動の交代や機体の整備などを考慮すると、機体は少なくとも3機が必要となる。3機体制での導入経費は、管制室などを含めたシステム全体として「200億円を下回る」(同社関係者)とのことだ。

 必ずしも安くはないが、四方を海に囲まれたわが国にとって海洋の安全は死活問題でもある。尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺では依然として中国公船による領海侵入が繰り返され、収まる気配がない。日本海でも北朝鮮の漁船による違法操業が相次ぎ、不審船や工作船がいつ出没してもおかしくない状況だ。

 日本最南端の沖ノ鳥島(東京都)をはじめとした小笠原諸島(同)の周辺海域でも、中国漁船の違法操業が問題化。同諸島周辺では14年秋、赤サンゴの密漁を企てた中国漁船などが200隻以上も確認され、乗組員が島に上陸する恐れもあった。

 日本の海を守る海保への期待は高まるばかりだが、世界6位の広さを持つ領海および排他的経済水域(EEZ)を現在の巡視船や航空機、人員の数でカバーするには限界がある。情報収集衛星が特定地域の上空を通過するのは1日に1回程度で、常時監視は不可能だ。そこで、監視体制強化の一環として、無人機の導入が選択肢の一つとして上がっているわけだ。

 同社は既に16年ごろから海保への働きかけを行っており、まずまずの感触を得ているという。これに対し、海保関係者からは「われわれは尖閣や日本海をはじめ、多正面で対応していかないといけない。一般的に言えば、無人機の利用は効率的だ」との声も聞かれる。

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