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日韓外相、慰安婦合意議題に触れず 韓国版「微笑外交」に懸念

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 河野氏は「北朝鮮問題にほぼ時間を費やし、個別の案件に入る時間はなかった」と釈明したが、会談時間は約45分間で、決して短かったとはいえない。

 河野、康両氏はいずれも英語が得意で国際経験豊かな経歴が共通し、頻繁に電話でやり取りする。その姿は「やっと日韓も欧州諸国の外相並みになってきた」(外務省幹部)とも評される。文大統領も安倍晋三首相との会談ではソフトな物腰で、首脳会談に同席した日本政府高官は「文氏は面と向かって相手の嫌がることを言うことはない」と明かす。

 しかし、文氏は今月1日に行われた独立運動記念式典演説で「加害者である日本政府が『終わった』と言ってはならない」と、名指しで批判した。康氏も2月に国連人権理事会での演説で、元慰安婦の救済を図る上で日韓合意は十分でないと主張した。

 文政権が見せる硬軟両様の顔は、核・ミサイル開発を続けながら、経済援助欲しさに非核化に言及する北朝鮮の「微笑外交」と重なる。北朝鮮情勢が差し迫った問題であることは確かだが、日韓合意の履行を韓国政府に求めることを怠れば、誤ったメッセージを送ることにもなりかねない。(杉本康士、小川真由美)

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