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希望の党の路線対立は泥沼の「踏み絵」合戦 親民進派の“内ゲバ”で党3分裂も

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希望の党の路線対立は泥沼の「踏み絵」合戦 親民進派の“内ゲバ”で党3分裂も

希望の党の両院議員懇談会であいさつする古川幹事長(右端)。その左は玉木代表=26日午前、国会 希望の党の両院議員懇談会であいさつする古川幹事長(右端)。その左は玉木代表=26日午前、国会

 希望の党内の路線対立は、先の衆院選前に「踏み絵」を踏まされた民進党出身者が、今度は党創設メンバー側に踏み絵を迫るという泥沼の応酬に発展した。現執行部は、創設メンバーを切り離し、民進党系3党を再結集することをもくろむが、先行きは不透明だ。党内の「親民進党派」も一枚岩ではなく、党の3分裂も現実味を帯びてきた。

 希望の党の「見解」の素案をまとめた今井雅人国対委員長代理は26日の両院議員懇談会で、決別した古巣への未練を隠さなかった。

 「(希望の党への合流を決めた)昨年9月28日の民進党両院議員総会の前に戻りたい。民進党時代の仲間たちと、また一緒にやりたい…」

 安全保障と憲法に関する主張を「先祖返り」させた見解の公表は、希望の党との連携に否定的な民進党の岡田克也常任顧問らへの秋波にほかならない。

 それでも、岡田氏がすぐに受け入れる気配はない。26日のBS11番組の収録では「衆院選のときの希望の党と違う存在になってもらわないと統一会派を含めて手を結ぶわけにはいかない。それがけじめだ」と述べ、なお根強い忌避感をにじませた。

 希望の党の両院懇では、党創設メンバーの松沢成文参院議員団代表とは別に、執行部と同じく「民進党系再結集」を掲げる大串博志衆院議員も党見解に反発し、「分党」を求めた。

 執行部は、分党協議の対象は創設メンバーに限り、大串氏の申し出は認めない構えだ。ただ、岡田氏に近い大串氏らが党見解を口実に離党に踏み切った場合、執行部に先行して民進党と手を組む可能性もある。希望の党が野党共闘の枠組みからはじき出される構図が鮮明になるというわけだ。

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