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【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】日本国憲法は米国の「根絶政策」 日本本来の価値観に立脚して憲法改正せよ 

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【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】
日本国憲法は米国の「根絶政策」 日本本来の価値観に立脚して憲法改正せよ 

 伊勢神宮の参拝を終え、年頭の記者会見をする安倍首相=4日午後、三重県伊勢市  伊勢神宮の参拝を終え、年頭の記者会見をする安倍首相=4日午後、三重県伊勢市

 そのような韓国の反日歴史戦を中国が主導している。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に慰安婦関係資料を登録する試みもそうだった。米サンフランシスコ市が民間団体から慰安婦像を設置した土地ごと寄贈を受け入れた件も、市長のエドウィン・リー氏も寄贈した団体「慰安婦正義連合」も共に中国系であることにみられるように中国主導である。

 米国のみならず、カナダ、豪州、欧州各国で反日歴史戦を強めるのと同時進行で、中国は歴史を書き換えつつある。習近平国家主席は中華民族の偉大さを強調し、中華民族5000年の歴史をうたう。だが、中華民族という政治的枠組みが提唱され始めたのは、約100年前だという(『中国はなぜ軍拡を続けるのか』阿南友亮氏)。

 他方、中国にとって都合の悪い歴史は抹殺する。加藤康男氏が『慟哭の通州 昭和十二年夏の虐殺事件』で指摘したように、「通州事件」の痕跡を消し去ったことは、その一例であろう。

 修正主義は歴史問題にとどまらず、およそあらゆる分野でルールの変更や事実の歪曲が進みかねない。最も厳しい負の影響を被るのが、恐らく日本であろう。

 中国のこのような世界戦略にどう対応すべきか。まず、日本人自身が自らの価値観と立ち位置を確認することが欠かせない。日本人は歴史的にみて、何を大切にして生きてきた民族なのかを問うことだ。わが国は果たして日本本来の価値観に立脚しているかと問うのだ。その第一歩が憲法改正問題だ。国や民族の在り方を示すのが憲法だ。日本国憲法は、米国の根絶政策の結果なのである。ハンチントンの指摘に、もう気づかなければならない。

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