産経ニュース

【目良浩一の米東海岸レポート(1)】慰安婦問題で日本政府に良い変化 一方で国際理解を得るチャンスを逃した

ニュース 政治

記事詳細

更新

【目良浩一の米東海岸レポート(1)】
慰安婦問題で日本政府に良い変化 一方で国際理解を得るチャンスを逃した

米カリフォルニア州サンフランシスコ市の中華街にあるセントメリーズ公園に設置された慰安婦像。3人の女性が背中合わせに立ち、傍で慰安婦と見られる女性が見つめる構図となっている=2017年11月22日、米カリフォルニア州サンフランシスコ市(住井亨介撮影) 米カリフォルニア州サンフランシスコ市の中華街にあるセントメリーズ公園に設置された慰安婦像。3人の女性が背中合わせに立ち、傍で慰安婦と見られる女性が見つめる構図となっている=2017年11月22日、米カリフォルニア州サンフランシスコ市(住井亨介撮影)

 岡村善文人権担当大使は明瞭な英語で説明していたが、慰安婦について「日本は謝罪してきており、償い金を支払っている」と説明する一方で、他の日本代表は「慰安婦の強制連行はなかったし、性奴隷ではなかった」と主張したのである。

 このような内部矛盾を含んだ説明では、正しい国際理解は得られない。日本政府は、謝罪してきたことに触れず、当時の東アジアの社会情勢において、慰安婦であることは社会的に認められていた職業であったことを明確に述べるべきであった。

目良浩一(めら・こういち) 1933年、日本統治下の朝鮮京城府(現ソウル市)生まれ。東京大学工学部卒、同大学院修了、米ハーバード大学で博士号取得。ハーバード大学助教授、筑波大学教授、南カリフォルニア大学教授などを歴任。米国在住。「歴史の真実を求める世界連合会」(GAHT)代表。米国慰安婦像撤去訴訟の原告の1人。共著に『マッカーサーの呪いから目覚めよ日本人!』(桜の花出版)。米国では「COMFORT WOMEN NOT ”SEX SLAVES”(慰安婦は性奴隷にあらず)」を出版している。

「ニュース」のランキング