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【目良浩一の米東海岸レポート(1)】慰安婦問題で日本政府に良い変化 一方で国際理解を得るチャンスを逃した

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【目良浩一の米東海岸レポート(1)】
慰安婦問題で日本政府に良い変化 一方で国際理解を得るチャンスを逃した

米カリフォルニア州サンフランシスコ市の中華街にあるセントメリーズ公園に設置された慰安婦像。3人の女性が背中合わせに立ち、傍で慰安婦と見られる女性が見つめる構図となっている=2017年11月22日、米カリフォルニア州サンフランシスコ市(住井亨介撮影) 米カリフォルニア州サンフランシスコ市の中華街にあるセントメリーズ公園に設置された慰安婦像。3人の女性が背中合わせに立ち、傍で慰安婦と見られる女性が見つめる構図となっている=2017年11月22日、米カリフォルニア州サンフランシスコ市(住井亨介撮影)

 そして、2年がかりで準備されてきたサンフランシスコの慰安婦像は、今年11月22日にリー市長が慰安婦像を含むチャイナタウン内の土地への寄贈を受けることを承認し、公有地内の慰安婦像となることが確定した。米国の大都市の公園に慰安婦像が建った第1号である。痛恨の極みである。

 これに対して大阪の吉村洋文市長は、姉妹都市の関係を断絶すると宣言している。話し合いに乗る人たちではないので、正しい動きである。しかし、承認してから20日後、リー市長は突然他界してしまった。

 この慰安婦像に関しては、充分な時間をかけて計画が進められてきたので、政府が早くから積極的な活動をしていれば、阻止することができたと思われる。

■ユネスコの登録先送り

 しかし、歓迎すべき出来事もあった。中国・韓国などの団体が国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶遺産」に登録申請していた「慰安婦の声」が、10月下旬に登録先送りとなったことが発表された。

 この決定の背景には、日本政府からの「承認手続き」に関する修正要求などの働きかけや日本の学者からの反対意見の表明などがあったが、もう一つの要素があった。

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