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【安倍政権5年】長期政権、世界で存在感示す「首脳らから一目も二目も三目も置かれたよ。全然対応が違う」

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【安倍政権5年】
長期政権、世界で存在感示す「首脳らから一目も二目も三目も置かれたよ。全然対応が違う」

 平成27年3月に、ドイツのメルケル首相が7年ぶりに来日した際のことだ。安倍首相が「この間、あなたは中国には何度も訪問しているのに、日本にずっとこなかったのはなぜか」と問うと、メルケル氏はあっさりとこう答えた。

 「だって、日本の首相は毎年代わるから、会っても仕方がないと思って」

 あまり短期政権が続く国は、国際社会から相手にされなくなるのである。

 もちろん長期政権の利点は外交面だけでなく、経済分野にも及ぶ。証券業界幹部は「海外投資家らにとって、日本には2つのリスクがあるとされてきた」と述べ、こう強調する。

 「一つは自然災害で、もう一つは短期政権による混乱が続く政治だ。それが現在は安定しているので、安心して投資でき、株高につながっている」

 米国を除く11カ国での環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や、今月妥結した日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉…。短期政権では頓挫していただろう構想や政策は少なくない。

 安倍内閣に対しては、長期政権化による有権者の「飽き」が指摘される。また、憲法改正や拉致問題解決など5年がたっても未達成の課題はあるが、少なくとも長期安定政権は国民にとって大きな財産だといえる。(阿比留瑠比)

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